BasilBasilの想い
組み合わせの妙で遊ぶ フュージョン(融合)イタリアン
当店がご提供するお料理は、正統派のイタリアンではなく、様々な要素を組み合わせて創作する「フュージョン(融合)イタリアン」です。
フュージョン料理とは、正統派な料理(伝統的なイタリアンやフレンチ、日本食など)に対して、自由な発想で各国料理の要素やユニークな食材を融合させた創作料理を指します。
当店店主はフュージョン料理の本場・アメリカのニューヨークでその魅力に触れ、Basil Basilでもその際に学んだアイデアを活かしています。
具体的には、イタリアンでよく使われるバジルソースに紫蘇(しそ)を加えたり、香草バターに味噌を加えるなど、日本料理のテイストを組み合わせることで、より親しみやすい美味しさを感じていただけるよう創意工夫をしています。またイタリアの食材のみならず、地元・佐賀県産の農作物や海産物を組み合わせているのも特徴です。
農業水産県・佐賀の食材を生かした料理
当店では、地元・佐賀県産の農産物や海産物をふんだんに取り入れたお料理をご提供しています。
佐賀県は、全国的に有名な米どころであり、肥沃な大地では数多くの野菜や果実が収穫されています。また、日本海と有明海に面しているため、魚介類も豊富に手に入る恵まれた土地柄です。
当店では、「地産地消」がブームになる以前から地元の食材を取り入れたメニューの創作に力を入れてきました。新鮮な旬の農作物や魚介類をたっぷりと、イタリアンでお楽しみください。
大人空間で食べるプラスαの楽しみに出会う
当店では食の楽しみに加えて、プラスαの文化的な楽しみもご提供していきたいと考えています。
具体的には以下の4つの柱があり、今後はさらに様々なジャンルとのコラボレーションも企画していく予定です。
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- <食プラスαの楽しみ>
- ◎ アグリカルチャー(農業・農学)
- ◎ ミュージック(音楽)
- ◎ アート(絵画などの芸術)
- ◎ ビューティ(美容)
お客様が食事をしながら音楽やアート作品を楽しんだり、食後に地元の農産物を販売するメルカート(市場)に立ち寄ったり、ビューティアドバイザーのカウンセリングを受けるなど、食べること以外の楽しい体験もしていただきたいと考えています。
一軒家の贅沢な雰囲気を カジュアルに楽しむ
当店は、落ち着いた雰囲気の一軒家の居酒屋風イタリアンです。
はちみつ色の外壁に、ログハウスのような高い天井と大きな梁、木のインテリアにシャンデリアといった、ヨーロッパの田舎にやってきたような温かみのある空間が自慢です。
お席は、お一人様でも気兼ねなくお楽しみいただけるようカウンター席を設け、ご高齢の方や小さなお子様もくつろいでいただける掘りごたつ式の個室もございます。こちらは最大38名の貸し切り個室にも対応出来ますので、パーティや宴会でのご利用もおすすめです。
お隣の席との空間は広めにとっておりますので、ゆったりとした気分でお食事ができると好評いただいております。高級感のある空間ながら、カジュアルなご予算でお料理をお楽しみいただけますので、記念日や接待などのおもてなしから、デイリーなお食事まで、あらゆるニーズにお応えできるのが魅力です。
伊酒屋Basil Basil 店主 中原浩二
Basil Basilはどんなお店なのか
「Basil Basil(バジル バジル)」の店名は、イタリアンでよく使われるハーブの「バジル」から付けた名前です。この店は、一軒家という贅沢な空間で、こだわりのイタリア料理を楽しんでいただきたいと思ってオープンさせました。
当店は居酒屋風イタリアンですが、お料理は正統派のイタリアンではなく、各国料理の要素や地元・佐賀県産の食材を組み合わせた「フュージョン(融合)イタリアン」であることが大きな特徴です。新鮮で瑞々しい食材に、日本古来の調味料で隠し味を施した、親しみやすいイタリアンなんですよ。
そして親しみやすいのはお料理だけでなく、価格もかなりリーズナブルで庶民派です。当店の店名には「伊酒屋~」と付きますが、大衆居酒屋に立ち寄るような感覚で、日常使いしていただけるお店だと思います。
料理人を目指したキッカケと経緯
私は若いうちから飲食業界にいたわけではなく、学校卒業後は旅行会社に就職しました。国内外の旅行商品を販売したり、ガイドとして添乗業務をしていたんです。旅行業界に5年ほど勤めた後に、以前から関心を持ち始めていた飲食業界に転職し、料理人としての修行をスタートしました。数年間の修行中には、イタリア料理もつくっていました。でも日本国内で食べるイタリア料理が何か同じような感じがして、少し閉塞感を覚えていたんです。そこで単身、ニューヨークへ飛び、1カ月ほど様々なレストランで食べ歩きながら学びました。そこで知ったのが、「フュージョン(融合)料理」です。イタリアの代表的なパスタ料理である「カルボナーラ」でも、それぞれの店舗で個性が全く違う。「これがうちのカルボナーラだよ」といえる味を創り上げていて、とても刺激を受けました。
Basil Basilをオープンさせた理由
ニューヨークで知った「フュージョン料理」を自分のイタリアンにも活かそうと考え、2002年9月に佐賀県佐賀市に「伊酒屋Basil Basil」をオープンさせました。なぜ佐賀市内だったかというと、旅行会社時代の赴任先が佐賀県だったので、馴染みのある地域であったことが大きいです。それと佐賀県は全国有数の米どころであり、一大農業県でもあります。また、日本海や有明海に面していて、海産物が豊富に手に入ります。私が実現したい「フュージョン・イタリアン」では、佐賀県産の農作物や海産物をイタリア料理と融合させたいという想いもありました。
お店をオープンさせた頃、佐賀市内では遅い時間まで食事ができる店舗が限られていました。うどんや丼もののチェーン店、ファミリーレストランくらいしか選択肢がなく、遅くまで働いているサラリーマンの方々が食事を楽しむ場所が少ないことが気になりました。なので、当店は深夜2時から3時くらいまで営業していました。また夜遅い食事なので、お客様の健康に考慮して、できるだけ添加物や加工品を控え、野菜をふんだんに使ったメニューづくりにこだわっていたんです。
そして最初の店舗をオープンして17年後の2020年1月、現在地に移転オープンしました。営業時間は23時までに変更しましたが、前店舗でこだわっていた健康志向のメニューづくりは現在も健在です。
Basil Basilの今後のビジョン
当店は、美味しいお料理を提供するイタリアンであることが大きな軸です。そのうえでプラスαの楽しさもご提供できる、“文化発信地”の役割を担いたいと考えています。
具体的には、毎月第2日曜日にメルカートを開催しております。メルカートでは、当店のお料理で使っている野菜や果実を、直売所のスタイルで農家さんに販売して頂いております。お客様にとっては、生産者の顔が見える安心感や、採れたての新鮮な農作物を気軽に購入できるというメリットがあります。また農家の方にとっても、買っていただくお客様の顔が見えることで喜びが増すので、お互いにWIN-WINなのです。
また当店では、店内で音楽ライブをしていただいたり、絵画や書などのアート作品を展示できるギャラリースペースも設けています。お客様が食事以外でもお楽しみいただけるのはもちろん、アーティストにとっての表現の場にもなっているんです。
このように「食プラスα」のコラボレーションを今後も展開することで、BasilBasilとお客様、生産者の方々、地元のアーティストの方々などが“繋がる”機会を創っていきたいと思っています。これもお料理と同じく、「フュージョン(融合)」の考え方ですね。伊酒屋Basil Basilという場を通じて、地域貢献をしていきたいというのが、私たちの今後の大きなビジョンです。